サマー フルート デュオ コンサート

001a8月29日(月) 森田 純子さんと森田陽子さん 母娘によるフルートデュオコンサートが、14時~と16時~の2回にわたって行われました。

ピアノ伴奏は、奥村真理さん。

お母さんの純子さんは、プーランク出演4回目、いつも安定した技術と音楽に取り組む真摯な姿勢で聴く人を魅了してきました。

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今回は、ドイツでフルーティストとして活躍中のお嬢さんの陽子さんとのデュオということで、2回の公演とも満席状態。

プログラムは、バッハのトリオソナタBWV1039、エルガー 愛の挨拶等のクラッシックの名曲の他、映画「ニュー・シネマ・パラダイス」メドレーや日本の童謡メドレー 、フルートのためのオリジナル作品であるブリチャルディの「ヴェニスの謝肉祭」など非常に多彩なラインナップで全く聴く人を飽きさせませんでした。

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といっても、それは素晴らしい演奏力があってのこと。

今回は、特に初参加、ドイツから一時帰国の陽子さんの演奏に注目が集まったと思うのですが、その音色の美しさ、存在感には本当に驚かされました。

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店の空間が、あの小さな楽器が発する音で充満し、楽器の音という次元を超えて響いているのでは…と感じられるような瞬間が何回もあったぐらいです。

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難曲「ヴェニスの謝肉祭」での指回し、呼吸のコントロールなども見事で2回公演であったにもかかわらずもっと演奏を聞き続けていたい気分でした。

 

デュエット曲では、当然のことながら母娘の息はぴったり、その上「上手い」だけでなく2人の関係の良さが演奏ににじみ出ており本当に気持ちのよいコンサートとなりました。

そして、忘れてはならないのが、奥村真理さんのフルートに寄り添った本当に音楽的なピアノ伴奏です。音色もフルートによく溶け合って、トリルの部分など、ピアノなのかフルートなのか区別がつきにくいほどでした。

今度、また陽子さんが帰国された折には、是非、またこの日の3人で「デュエット・コンサート」をカフェ・プーランクで催してほしいものです。

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2016年9月8日