文字通り、ホールではなくカフェという狭い空間で聴く室内楽演奏会。
プレイヤーは、関西の若手気鋭の4人、
ヴァイオリン堀江恵太、ヴィオラ小椋小野花、チェロ大熊勇希、ピアノ小嶋稜 。
プログラムは、誰もが知っているソロの小品に続いて、
現役作曲家シェーンフィールドの実に楽しいカフェミュージックという作品。
そしてラストのメインは、クラシックマニアもおそらく聴いたことがないであろう、リヒャルト・シュトラウスのピアノ四重奏曲。
これは作曲者の二十歳前後の作品で、ロマンの香りがむんむんと漂う力作。
シェーンフィールドの曲にしろこのリヒャルト・シュトラウスの曲にしろ(もしかして兵庫県初演?)聞き手が馴染んでいない曲を演奏するのは、
非常な冒険ですが、この日は、充実した演奏と演奏者の強い思いがにびんびんと伝わって、聞き手に大きな感動を与えていました。