50㎡の空間で聴く室内楽

文字通り、ホールではなくカフェという狭い空間で聴く室内楽演奏会。

プレイヤーは、関西の若手気鋭の4人、

ヴァイオリン堀江恵太、ヴィオラ小椋小野花、チェロ大熊勇希、ピアノ小嶋稜 。

プログラムは、誰もが知っているソロの小品に続いて、

現役作曲家シェーンフィールドの実に楽しいカフェミュージックという作品。

そしてラストのメインは、クラシックマニアもおそらく聴いたことがないであろう、リヒャルト・シュトラウスのピアノ四重奏曲。

これは作曲者の二十歳前後の作品で、ロマンの香りがむんむんと漂う力作。

シェーンフィールドの曲にしろこのリヒャルト・シュトラウスの曲にしろ(もしかして兵庫県初演?)聞き手が馴染んでいない曲を演奏するのは、

非常な冒険ですが、この日は、充実した演奏と演奏者の強い思いがにびんびんと伝わって、聞き手に大きな感動を与えていました。

2020年11月7日