ファゴットの音色をあなたに!

2月2日金曜日の15時30分からファゴットとピアノによるコンサートを

開催しました。

ファゴットはオーケストラでは欠くことの出来ない重要な木管楽器ですが、

目前でソロを聴く機会というのはめったにありません。

…とは言うものの、ピアノやヴァイオリン、フルートのように

ポピュラーな楽器ではないのでお客様の入りが心配されましたが、

当日はほぼ満席の状態でひと安心。

プロブラムは、サンサーンスのソナタ、 モーツァルト、

フランセのファゴット協奏曲 、ピアノ独奏によるラヴェルの小品…と

ほとんどの方にとって初めて聴く曲が並びましたが、

ファゴットのユーモラスで、そして時にシリアスな音色に

聴きに来られた方々は、釘付けになっておられたようです。

特にメインのフランセのコンチェルトは

ファゴット奏者にとって難曲中の難曲ということで

非常に聴きごたえのある演奏になっていました。

この曲の伴奏は本来オーケストラなので、

ピアノ用の編曲版がリストの曲もかくや?と思われるほど難しいものですが、

三原寛志さんのピアノ伴奏も見事なものでした。

二人の非常に好感のもてるトークと相まって

充実したよい金曜の午後のひと時になりました。

ファゴット  赤土仁菜    ピアノ 三原寛志

2024年3月9日