10月14日(月祝) 宮原雄大さんの演奏会は今回で4回目。
すでに多くの方が彼の演奏の素晴らしさをご存知のため、
定員いっぱいになるまではあまり時間がかからず、
最後の数名の方は残念ながらご予約をお断りせざるを得ない状況でした。
愛奏名曲集と名うってはあるものの、
いわゆるベタな有名曲の羅列とは違った演奏会でした。
シューマンの「トロイメライ」やショパン「別れの曲」など
超有名曲を含みながらも、全く有名ではないけれど
宮原さんの押しの曲の入った、一本筋の通ったプログラム。
例えばショパンの親友のフォンタナの作品や
サン=サーンスのピアノ協奏曲第5番のフィナーレより「トッカータ」等は
実にユニーク。
演奏は端正な中にも演奏者の個性や主張がキラリと光る素晴らしいもので、
お客様もそのような演奏を身近に聴いて
大感動されていた様子。
また、曲間のトークも教科書的解説とは違ってお客様が興味をもって聴ける、
非常に適切なものだったと思います。
終演の後は「度はいつ来てもらえるのか?」というお客様の声が
あちこちから聞こえてきていました。