10回を記念して…という訳ではありませんが、今回は、打楽器奏者(Osaka Shion Wind Orchestra所属)の多畑秀城氏をお招きして、題して「打楽器の愉しみ~ そしてボレロ」という企画をお届けしました。
前半は、多畑秀城氏を中心に多畑ファミリーが担当。まずは、多畑氏のマリンバ演奏、伴奏は、娘さんの中学3年生、和音(なお)さんです。お馴染みの懐かしい曲からフォーレのシチリアーノまで、解説を加えながらのやさしい音色での演奏がお客様はうっとり。
続いて、なんと「紙芝居」! これは息子さんの小学校4年、奏哉君の書いたカプスケという可愛いキャラが主人公。読み上げるのは奥さんの歌織さんです。そして、多畑氏が色々な小道具を使って効果音を入れていくという,とても工夫された、そして実にアットホームな企画でした。
歌織さんの朗読が本当に上手で、奏哉君の書いたかわいい絵、そしてエッこんなものでこんな音が出るの?という効果音(笑)と相まってお客様の目と耳は釘づけ状態でした。
それにしても、どの家にもある身近なちょっとした小物も使いようによっては、素晴らしい効果音楽器になるものなのですね。
前半最後は、多畑氏の最も得意とするスネアドラムの奏法やリズムの解説。後半で鑑賞するラヴェルのボレロの予習も兼ねています。控えめにちょっとスネアを叩いただけでも流石プロ!といった感じの手さばきでした。
後半は、マスターが受け継いで大型スクリーンを使った音楽鑑賞。
曲について簡単に解説した後、クリスチャン・ヤルヴィ指揮、NHK交響楽団の演奏で、スネアドラムが主役の稀有な曲ということでラヴェルの「ボレロ」を鑑賞。
続いて、またまたスネアドラムが大活躍する、ハチャトゥリアン作曲バレエ組曲「ガイーヌ」よりレスギンカ (指揮はフェドセーエフ 管弦楽はNHK交響楽団)
演奏が終わったあと拍手が起こるぐらいのお客様の熱い反応は本当に嬉しかったです。
この日は、多畑ファミリーがお父さんを中心によくまとまり、本当にあたたかい雰囲気を醸し出していました。それが何よりもお客様の心に響いたようでした。
遠いところから、本当にご苦労さまでした。
機会があればまた是非、お願いします。