閉店後、嵐の訪問者

さて、閉店時間を過ぎ、いよいよ店を閉めようかな と思っていたところに、勢いよく一人の男性が飛び込んで(こういう表現がぴったりでした。)来られました。
「実は、もう閉店なのですが…」 と言いかけたところ 「オートバイに乗って神戸から来た。」 とのこと。
これは、もう閉店します等と言っておられません。 
そのOさんとの会話
Oさん「知り合いから店のことを聞いてネットで検索してようやくたどり着いた。」
私 「お知り合いというのは、もしかしてTさんではありませんか?」 
Oさん「なんでわかったん!?」 
私 「神戸くんだりからわざわざバイクで来られる というのはこれはもう Tさんのご紹介としか考えられませんから…」 
Oさん「それが、紹介してくれたんやったらええんやけど、Tさんは、僕の秘密の隠れ家がある とかなんとか言って詳しいことは教えてくれんのですわ。それで、ネットで猪名川町…カフェと検索して条件にあっているこの店をようやく見つけたということです。」
そして、Oさんは、おもむろにトランペットを取り出して
「音楽の先生をしてらっしゃったんでしょう? いっぺん私の演奏を聞いてみてください。」と言って1曲演奏。
トランペットを始められて4年 ということでした。
楽器のことを熱心に話された後、もう1曲演奏。
そして、嵐のごとく立ち去っていかれました。 その後、看板を撤収しに階下に降りていくと、どこからかトランペットの音色が…
再び、屋外でも演奏されてたようです。
それにしても、パワフルな実にユニークな方でした。
たまに、こんなことがあるのが、この仕事の面白さかもしれません。
0さん、是非また来てくださいよ!

   

2013年10月28日