10月9日(月祝) 午後2時開演
宮原さんのカフェ・プーランクでのリサイタルは今回で3回目。
今回は技術的にも内容的にも超ヘビーで、
ロマンの香りがムンムンするような曲が並び、
事前にこのプログラムを知った時は正直驚きました。
「演奏終了後、2~3キロ瘦せるのではないか!?」と…
しかも一般によく知られている曲は、ほとんど無いといってよい選曲です。
しかし当日は、素晴らしい演奏に満員のお客様の耳と心は釘付け状態。
聴きなれない曲でお客様を惹きつけるというのは、
演奏者によほど力量がないと難しいことです。
宮原さん自身が
「僕は、昔からどちらかというと暗く深い曲に惹かれる傾向があります。」
と語っていたように、彼のこれらの曲たちに対する愛情、
思い入れの深さが聴く人に十分に伝わり、
大変聴き応えのある演奏会でした。
11月10日(金)には、大阪のいずみホールでもピアノリサイタルを
開催され、この日カフェ・プーランクで聴いたお客様2名も
再び足を運ばれました。
又、文化協会のイベントがあり、
この日の演奏を聴けなかった佐々木よしみも聴きに行きましたが、
いずみホールのすみずみにまで、宮原さんのピアノが鳴り響き、
ものすごく素晴らしいコンサートだったと言っておりました。
演奏曲
ショパン:ノクターン第13番 第15番
R.ワーグナー=F.リスト イゾルデの愛の死
F.リスト ダンテを読んでーソナタ風幻想曲
チャイコフスキー 6つの小品 Op.19
ラフマニノフ ピアノソナタ第2番(改訂版)変ロ短調 Op.36